l_n_m’s diary

よわい電気系の日記(本当にただの日記)

LE FRUIT DE LA GRISAIA -Sachi-

語られなかった思い

すれ違いはいつまでもそのままに、けれど伝わる思いは確かにあった。

というわけで、グリザイアの果実、幸ストーリー読了です。
完璧メイドさんは融通の利かないマシーンだったわけですが、そこに本人の意思なんて無かった、ってわけですね。
PTSDに罹ったことは無いので知ったかぶり感はありまくりですけど、トラウマっていうのは本人の考えによらず苦しめるもの……それを払拭するのは並大抵のことではありませんし、まず現実的な方法としては逃避となってしまいます。
そして幸は大変な事件を起こしてしまった。
そこまでこじれてしまっていては向き合わせるのも当然更に大変なわけで、失敗を極度に恐れる幸を成功かつ失敗させるなんていうのはあまりにも難題です。タイミングの良い(都合の良い、ではないですよ!)無茶ぶりのおかげで騒ぎを起こしつつも解決に向かえましたけれど。

親と子

親の心子知らずとはよく言うものですが、幸の話はそれを鮮烈に描いていましたね。
愛情の形はそれぞれですが、それが伝わらないのはもどかしい。
残念ながら恋人のいない私ですが、友情もそうですよね。親に対してもまぁ……

約束された不幸

実は幸のストーリーで一番SAN値を削られたのは、幸と両親の幸せな日常の描写です。
その後に不幸が待ち受けていることが決定しているのに、あまりにも幸せそうな様子は心を抉りました。
声を上げて叫び……はしませんでしたが唸りながら読んでおりました。本当に心に来るからまずいってああいうの。

ハッピーエンド?

工場で見た風景は幸せと愛そのものでした。本当ならそれを享受するのが一番幸せだったと思います。
ですがそれはIFの話。現実には既にその幸せは掴めない遠い過去のもの。
それでも、前を向いて、再開した恋人と「普通の」人生を歩んでいくのは出来うることで最善なのでしょう。
幸は幸せになってはいけない、そんなのを幸の両親が望むなんてありえません。やはり笑っていて欲しい。
呪縛を解かれた幸はこの後どんな人生を歩むのでしょう。迷宮に期待しつつ、想像を膨らませておきます。

あと1人!

残り、メインヒロイン? の、榊ゆみちんです。
ゆみちんはわざと最後にしたところがあるので、期待しています。無難なストーリーでもなんでも、きっちり綺麗にしめてくれるのを期待。
とはいえ院試もあるし時間ねぇよぅ……
まぁそんなに集中力続かないしちょこちょこ進めていきましょう。
まだ迷宮は手付かずです。果実の内容忘れてきてるかも(汗)
ではでは。