l_n_m’s diary

よわい電気系の日記(本当にただの日記)

あの日の欠片

こんなものを読んだ

totemo-johin.hatenablog.com
ちょっとここいらで私も我が身の振り返りでもしようかな、と思いまして。
自分がいつか読めればよいと思うままに書いていましたが、前述の日記の彼を見習って話の流れくらいは意識した方がいいのでしょうね。とはいえ何か書きたいテーマがあるわけでもなく思いつきを書き殴るだけなので、やっぱり話の流れなんてありません。

我が身

大学生活の終わり

絶対に特定されまい、とこれまで「電気系」としか書いていませんでしたが、ぶっちゃけると今修士過程の2年です。どこかの日記に書いていたような気もするけど。修論締切までもう数えるくらいしか日が無いですね。おおやばいやばい。
指導教員・研究室の方々には恵まれており、悪くない関係を築きつつ楽しくやっております。
留年はしていないので、先述の日記の彼とは同じ年に大学に入学したことになりますね。同じ年にそれぞれがそれぞれの大学に入学し、思い悩みながらもそれぞれの人生を歩んでいるのだなと思えば親近感が湧いてきます。まぁ、おそらく彼がこの日記に辿り着くことも無いでしょうし、あちらにとって私はいっぱいいる読者の一人に過ぎないのだ、私に気付くこともないのだと思うと複雑ですね。

大学でやってきたこと

  • ゲーム
  • 旅行
  • 地獄のような勉強と課題
  • 雑用係

なんだこれは。もう少しデカいことをやっていなかったかなと焦ってみても何も出てこない。とはいえそれが私なので諦めます。雑多になって話の流れもへったくれも無くなりそうだけど、それぞれ細かく見ていこうかな。

ゲーム

小学校時代にはそこそこゲームもしていましたが、中学は部活(卓球部でした。クラブにも週6で通ってました)に打ち込んだせいでだいぶゲーム量は落ち、思い返してみても大した数やっていません。マナケミアというゲームに非常にハマっていたのは覚えています。それを思えばゲーム量は少なかったものの、いいゲームをやっていたな、というのが正直な感想です。TOGやTOAなんかもこの頃だっけ。
高校からはjubeatという音ゲーに友達と一緒にハマり、ゲーセンに毎週のように行っていました。田舎が故に通学路近くに店が無く、片道徒歩30分くらいかけてラウンドワンで遊んでいたのをよく覚えています。家庭用ゲームをあまりやらなくなり、アニメも見る時間が無く(部活終わって家に帰ると20時でした。朝は6時起き即出発なので早く寝ないとくたばります)オタクながらオタクらしくない学生生活でした。
その反動か、大学に入ってからはほぼ毎日下北沢のアドアーズで遊んでいました。VITAも買い、18禁なゲームも買い、BMSも始め、ゲーム漬けと言ってよかったでしょう。凄く楽しかったです。
ここ数年は音ゲーもそこそこに色々なゲームに手を出し、これはこれで充実したゲームライフをエンジョイしています。LoLも金帯にはなりましたし、オンゲキやウニも一応虹になりました。ランカーとかには程遠くエンジョイ勢の枠には留まりますが、友人の間ではそこそこ上手いのでそこそこ満足です。RPGも東亰ザナドゥやら閃の軌跡やらアトリエやらをやり、ごく最近ではぷよぷよを友達と一緒に始め、steamやDLSiteのゲームも買い漁り、とても充実しています。

旅行

大学時代には友達とロシアに行きました。トラブルも多々あり(起こし、とも言いますね)、万事順調とは行かなかったものの楽しく行けました。これだけで記事ひとつ分になるのであまり詳しくは書かないことにします。
マジキチウォーキングなどと称し、歩きだけで旅行したこともありました。これも色々あります。春に最終回を行う予定なので、もし機会があればそのときに詳しく書きましょう。
行脚旅行もしました。青春18きっぷを買い、ただただ西に向かって目的地も無く各地のゲーセンを回っていく。とても楽しかった。もともと一人は好きなので(友達と遊ぶのも好きですよ!)、その場その場の思いつきで目的地を決め、適当なものを食べ、適当な寝床に泊まり、ゲーセンや観光地を巡る。自由そのものでした。東京からはるばる九州まで行きました。九州に実家がある友達に声をかけたら数日泊めてもらえました。身勝手なことをしたような気もしますが、反省よりは感謝を。そういえば広島では大学の友達がちょうど旅行に来ていて、駅前のゲーセンで一緒に遊びましたね。一人も悪くないとか言いながらお前色々な人に会ってるじゃねぇかとツッコミが入りそうです。でも人生ってそんなものじゃないですか。一人で生きていきながら偶然会った人と仲良くなって、また別の機会に出会ったときにわいわい話して、そしてまたそれぞれの人生に戻っていく。少し寂しい言い方な気もしますけどね。
大学院の2年目(というか今年じゃん)には富士山に登りました。マジキチウォーキングのメンツの一人と「平成最後になんか記念になることしようぜ!」という流れです。超寒かった。けど登山が実は大好きなので良い思い出になりました。付き合ってくれてありがとうな。

地獄のような課題と勉強

さてこいつがだいぶ問題でした。奇しくも先述の日記の彼と同じくB2の冬は文字通り地獄のような日々で、週20コマ以上をカリカリカリカリ勉強していました。というのは半分嘘です。カリカリ勉強なんかしていません。単位がなんとかなる程度に勉強してゲーセン行ってました。というか出席して話の大枠を頭に入れるだけで20個超えのコマは私にとって非常に重く、精神がだいぶ怪しくなっていたので息抜きのゲーセンが必須だったからです。要するにあまりの物量に嫌気が差したわけですね。
B3の夏学期も変わらずそんな物量で、相変わらずやる気も出ず、留年スレスレの成績でなんとか誤魔化しました。プログラミングが苦手で数学が得意な友人がたまたまいたので、「プログラミング教えるから数学教えてくれ!」なんて言ったこともありました。まぁ私なんかよりずっとプログラミング上級者な人と彼は友達だったので、彼にしてみれば付き合う意味は殆ど無かったんですよね。申し訳なさしかねぇ。
それ以降、コマ数が落ち着いてからも失ったやる気が帰ってくることは無く、今の今まで適当にやっています。もっと打ち込んでいれば違う道もあったのでしょうが、これはこれで自分に合っていると思うので後悔はしていません。

雑用係

こんなこと書く必要ある? タイトルだけではそう思います。しかしこれが僕の大学の半分程度を占めているのが事実。書かないわけには参りません。

まず大学生生活前半、大学の学校祭委員会に入っていました。担当項目ごとに部局分けされており、私はごみ処理をメインに扱う部局にいました。さて、学校祭に携わる人のうちどれほどがごみについて真剣に考えているでしょうか。模擬店をやる人がどれほどいて、来場者がどれほどいて、その人達がどの程度ごみに関心を持っているでしょうか。おそらくお察しの通りです。当日は一日中肉体労働をしながら罵声と嫌がらせを受け続け、それまでの準備や計画段階でも窓際感溢れる扱いでした。まぁそれはそうです。委員会にはもっと大切なことありますもんね、大学との交渉や治安の維持とかそういう運営に致命的に関わるやつが。来場者の大半はお客様気分ですもんね、ごみの分別に付き合うのなんか面倒だしスタッフがやれって怒るのも無理ありませんよね。こっちは金なんか貰ってねぇしあんたは客じゃないんだがな。肉体労働している人はこんなにも軽々しく見られるのだな、という発見はいっそ面白くもありました。
さて部局のトップなどではありませんでしたが、色々と責任のあることも担当したために2年は頑張りました。2年目の後半はもう燃え尽きた蝋燭のようでしたね。
大学生生活後半、つまり3・4年生ではその委員会には表向きは文字通り一切関わらないようにしました。まぁこれにも裏話があり、窓際部署らしい「人手不足」という問題が常に付きまとうため、委員会に残ることを決めた友人複数名に「昔一緒にやってた仲間だろ、手伝ってくれ」と頼まれてしまいました。結局当日だけとはいえ肉体労働(+罵声と嫌がらせを受け止める無賃労働)に付き合いました。内心どんな気持ちでいたのかは推して知るべし、というやつです。

終始嫌々やっている感ありますね。実際嫌でした。なんで委員会に入ったのでしょうか。答えは、「好き放題するやつらが嫌いだから」です。委員になればそういう輩を逆らえない権力を以て注意できます。ちゃんと断っておくと、楽しんでいるところに水を差す気はありません。他の人に迷惑をかけるほどに暴れている人を注意し、治安を維持すること、それが私のやりたいことでした。来場者を楽しませるなどという目標は一切無かったという点で、他の委員とは色々違っていたと思います(委員としては楽しませることも義務の一つですから、体裁は取り繕っていました)。結局その体裁が邪魔をしてあまり強く出ることができず、当初の目的は十分には果たせずに終わってしまったわけですが。
とはいえ、そういう問題の解決のために委員会に入り、一応そのために尽力した、という努力は自分で評価します。終わってみれば委員会でやったことはそれなりにあるので、役に立たない努力で無を為したわけでもありませんし。

大学院生活、ここでも雑用です。
大学も大学院も同じ大学なので相変わらずお祭りのときには(今度は後輩から!)声がかかりましたが、流石にシフトは1日数時間程度で許してもらい、いろいろ思うものの苦痛は無い程度で済みました。本題はそちらではありません。
研究室です。
研究室もそこそこ歴史があり、古い備品も数多くあります。最近は古くなったサーバのメンテナンスと新しいサーバへの移行作業を行っています。最近1年半くらいは。
そう、大学院生生活の大半はサーバ周りの作業です。もう長年動いていていい加減新しくしないといけない、というものが次から次へと出てきて大変です。ずっと自分がメンテナンスできるならメモ書きも簡単に短くていいのですが、サーバ知識の無い人がメンテナンスできるように文書を残しておく必要もあります。どうでもいいことにいちいち時間を取られ、研究にあまり打ち込めません。あまり研究にやる気もありませんけどね(怒られそう)。
メンテナンスなんて簡単だ、それで研究を疎かにするなど甘えだ、という声が聞こえます。幻聴かもしれませんが。しかし、一切の知識が無いにも関わらず、研究室の誰もやりたがらないサーバの管理を任せられ(厳密には任せられたわけではなく、サーバに問題が起きていると研究室ミーティングで喚き散らしたり勝手に直したりしているうちに教授・准教授・秘書含む全員から管理者として扱われるようになっただけです。今では管理者としての自覚を持って作業しています)、正直なところ辟易せずにはいられませんでした。「研究」が私の機嫌を損ねることをしたわけではありませんが、研究に向けるやる気もどこかに消えてしまいました。
結局、修士論文提出まで日が迫っている中、文字通り何もやっていない私は未だにやる気を失っています。ヤバいですね。就職決まっているのがまた問題をややこしくしています。就職に失敗していれば何も迷わずに留年・休学ルートだったものを。
こんな愚痴を読んで気分を害し私の文の粗探しを始めた方や、物事の正当性をちゃんと考える方、サーバを触ったことのある人ならツッコミを入れたくて仕方ないと思います。「いやお前周りに相談しろよ」「そんなに時間かかるのおかしいだろ」などなど。
相談できなかった理由として、先述の日記の彼は「申し訳無さ」や「プライド(件の日記の次の記事で触れています)」から相談や救援要請ができなかったと述べていましたが、私の場合はぶっちゃけ「人を信用していないから」です。私自身サーバの知識が無く、苦労しながらサーバのメンテナンスを行っていました。つまり、「同じ授業過程を経てきた人は基本的にサーバの知識が無い」「よって助けを求めても分からないと言われるだけだ」というわけです。尤も、家でサーバを立てていた人はいたのかもしれませんし、いなかったとしても相談くらい誰にしても良かったのでしょう。結局の所長年使われてきていてどんな設定がされているのかも分からないサーバを弄りたがる物好きもおらず、乗ってくれるかも分からない相談をするより自力解決の方が早いと判断した私は一人で作業をしていました。そういうところやぞ、と言われそうです。返す言葉もありません。
時間がかかった理由として、私の知識不足も勿論ながら、やる気が無くなって遊んでいたのが結構大きなところです。平日昼間に行くゲーセンは最高ですね。待ちもいないので好きなだけ遊べます。結果虹レです。オンゲキ15.81ってなかなかじゃないですか、確か理論値15.92の中で15.81なので結構上手いと思います。
更に問題なのが、この生活は非常に居心地がいいということです。研究もせずに遊び呆け、遊び疲れて気が向いたら大学に行ってサーバを弄ると感謝される。やっていることはクソ野郎なのにも関わらず、真面目に研究している学生よりも働き者のように見えかねません。おそらく秘書さんなんかにしてみれば「良い学生」に見えていることでしょう。余計にクソ野郎です。
ちょっと話の収集がつきませんが、雑用係の項目に書くことはこんなところでしょう。

あったかもしれない世界

我が身の振り返りはさっきの通りですが、もしこうしていたら、という思いは尽きません。
真面目に研究していれば国際学会もあり得たでしょうし、複数テーマで面白い発見もできそうでした。研究に対してやる気を失っている今、そのことを惜しいとは感じませんが。「研究」に対する社会的な責任も知ったことではありません。これだけ研究者を冷遇し、研究力のある教授・准教授などに講義や管理やらの雑用を押し付けている国に対してお返しをするつもりは毛頭ありませんので。そういえば、そんなお国への意趣返しっぽい話ですが、研究に真面目に取り組んでいる学生は私の所属する研究室にもおり、そんな真面目な彼らに雑用を押し付けずに研究に打ち込んでもらっている、という点は誇りにも思っています。
しかし、真面目に研究をしていたらこれほど遊べなかっただろうなと思えば、我が人生これでよし、とも思うわけで。この世界線に分岐したこともひとつの幸せでしょう。真面目な方々にはボロクソに言われそうですけどね。

おしまい

さて、ざっと振り返って修士2年の冬の所感はこんなところです。本当に取り留めの無いことになったな。ただ、いつか未来に今を思い返すなら、こんな断片があれば十分でしょう。この断片から今の思いを振り返ることができるなら、何かを思い出せるなら、それでいい。
懺悔するために書いているわけでもなければ、誰かを非難したいわけでもありません。ただただ、思ったことを記し、いつか遠い日に見返して懐かしみたい、それだけのために書きました。例の日記に触発された部分は大きいので、そういう意味では感謝です。
彼は凄く思い悩んでいたのに対し、私の自分語りは非常にあっさりとしていて、不満を漏らしながらも悲壮感はありませんね。「ゲームをして楽しく過ごせればそれでよい」とずっとずっと昔、下のきょうだいを亡くしたときに誓って以来、あまり人生について真剣に悩んでいないからでしょう。勿論その時々で悩むことはありますが、「最悪行方をくらましてどこかで生活保護でも受けながらひっそり生きればいいや」という最強のセーフガードが出てくるので私はくたばりません。私は最強です。
彼が思い悩んで「そう」いうことも考えたと書いていましたが、もし伝えられるなら、このセーフガードは強いぞ、ということを伝えたいです。その願いが叶うかといえば非常に怪しいですけど。

彼に伝わるかは分からなくても、私相手なら絶対に伝わる。いつか私が思い悩んでいたら、どうかこの日記を思い出して欲しい。セーフガードの存在を思い出し、あの本当に自堕落な学生生活を思い出し、「あの頃よりは真面目に頑張ってるわ」と思って欲しい。或いはもっとクズっぽい生活していたとしても、「ゲームして楽しく日々を過ごしてる」と誇って欲しい。別に仕事を辞めていても、孤独でも、行方知れずでも構わない。あの子の分まで人生を楽しむことが、私の人生の約束なんだ。

注意

なんだかんだ特定は怖いので、しれっと誤魔化したり嘘ついたりしてます。どこか分かるかしら。分かったら困る。

サマーポケッツ、レコードコンプリート

どんな夏を過ごすのだろう。
どんな夏が待っているのだろう。
そんな期待を常に抱きつつ、シナリオを読み切った。
場面によっては涙が止まらないときもあったし、夜中なのについ声を上げて笑ってしまったときもあった。
悲しいことに、ひとまずこれでおしまいだ。
ただただ、このゲームを心から楽しんだことを述べ、製作者に感謝したい。
いつか、こんなゲームが作れたら、いいな。

個別の話について色々思うところはあるけれど、ちょっと言葉にまとめられない。
今は結構眠いのでお預け。書くか分からないけど。

卓球

あれから記録を伸ばしたものの、まだ先がある、と粘った結果15分生き残ることができた。
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15分生存を達成した記念

10分目標だったことを考えれば大進歩だ。満足。
まあ、ゲージが低下してゾーンが終わったときにやらかさなければ永遠にやってられるんだけれども。
15分で更に爆速、とはなりませんでしたとさ。単純にそのタイミングでミスったからこの時間。

勿論本気の試合もある程度やったり。そっちは今のところ1億2千万が最高。たぶんもうちょっと行ける。
秘奥義の破り方が分かりません。誰かヒントくれ。もしかして無い? 無いの?

島モンファイト

これの図鑑コンプリートが最後まで残った。
他のやつはレコードの並び順でだいたい目星がついて、そこで分岐を漁り続ければなんとかなった。
これは本当にただの確率だしな、と思ったのと、雑にやっただけだと弱めの島モンが全然いなくて図鑑がスカスカだったのとで後回しに。
6割くらいしか埋まってない状態から、30分くらい餌(☆1-3)の仕掛けを回してた。
最後はツクツクボウシ(☆1)。最後まで出なかった癖に、出るときには2連続で出やがった。畜生め。

島モンファイト、ちょっとストーリー読んで強めの餌を手に入れたら雑魚が全く要らなくなる。
そのせいでせっかく大量に島モンがいるのに全然登場しなかった。もったいないっすよ。
キャラ同士の小話とか、のみきちゃんの叫びとか、すごく良かったです。

言葉

単語の選び方がゲームを通して本当に上手いと思った。
何が天地を切り裂くサイドスローか。
何がダークマスターか。
何がきええええええええええぇぇぇぇぇぇぇか。
あ、ちゃんと大きな「え」は10個で小さい「ぇ」は7個です。こんな表記統一されてるのも好感度高い。実は表記統一マニアなので。

こう、読んでてちょこちょこ笑わせにくるところとか、話のテンポとか、流石としか言えない。
えっちなゲームとかだと、個別に入った後急にその辺がダメになることも多いのよね。
ただ、卓球のときの上の文で口語表現が混じっているのはよくない。
あと、島モンファイトの島モンの説明文で、記号の後全角空白を入れる、というのは本来はいいのだけれど、Key作品は記号の後基本的に空白を入れない。ここだけ入っているのは変。
まあKeyの製作者は何故か長年そういう表記統一をしているみたいだし、誰かツッコミ入れてもいいんじゃないのとは思うよね。

誤字脱字修正パッチ、出ませんかね……? ちょこちょこ、特に個別以降ですごいあった。まあノベルゲーあるあるだけれど。
そういえば天善の立ち絵が夕食後のシーンに登場してしまうバグが1回起きたっけ。笑い転げた。進行不能とかではないし誤字脱字と同等だから報告とかはしないけれど(っていうか報告とかできるの?)

ま、お小言を言っても仕方がない。誤字脱字を完全に無くすのはほぼ不可能だし(ちゃんとチェックツールとか使ってるのかな……そこは気になる)。
ゲームは本当に楽しかったし、完成度も流石のKeyクオリティだったので是非人におすすめしたい。
AB! のときもそうだけど、買ってからすごい勢いでやってしまったな……
それでは、寝て起きたらレポート課題やります……今までサボってたので……

サマーポケッツ、開始

夏!

夏ですね。暑いですね。こんな季節にはエアコンの効いた部屋でゲームをやりたいですね。
って、おめぇ分かってねぇなと。
そうじゃない。夏休みはまだ先だけれど、夏ってのは「何か」が起きる時期なんだ。
勿論ゲームをやり倒すのも良い。しかしそれは、「暑いから家にいたい」などというものであってはいけない。
夏とは出会いと! 経験と! 発見のときなのである!!!
かつて小さい頃、どんなに遊んでも遊び尽くせない、そんな夏休みがあった。それを思い出させてくれる、そういうゲームなのだ。サマーポケッツは。

夏に思いを馳せて

夏はイベントがたくさんだ。どこに行くのも、誰と会うのも自由。全て自分の選択次第。
本作品はノベルゲーでありながら自由度が高い。AB! をやった人なら分かるだろうがだいたいあんな感じ。毎日どのイベントを見るか選択していく。
本当の夏は一度きり。イベント全回収とかそういうことは今は忘れて、思うがままに夏を遊び尽くすのだ! 後悔なんてしてられない!
メインシナリオをさっさと読みたい気持ちも分かるが、このゲームはそれ以外のミニゲーム要素も盛りだくさんのようだ。あの、夢に溢れた夏のように。
胸を踊らせながら、全力で楽しむとしよう。待ってろ。

イベント報告

卓球のミニゲーム、こいつも全力でやってやろうじゃねぇか。元卓球部の意地を見せてやるぜ!
初見全力モードはこんな感じ。10分耐えられたら全一……?
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Twitterの #サマポケ タグを漁ってみたところ、ここ1時間の投稿の中だけでも7分36秒という方がいたので、8分行っている人がいてもおかしくないようで。
結構上手いと思ったのにそうでもないらしい。残念。でも負けない!
また記録が伸びたら日記書こう。そうしよう。

サマーポケッツ

というわけでkeyの新作、サマーポケッツを始めました。
全力で打ち込むとあっという間に終わってしまうのでは、と怖い部分はある。けど、きっととんでもないボリュームで満足させてくれると信じて、やっていきたい。
あと、少しでもこの世界のことを考え、浸っていたいので、いっぱい日記を書いて、妄想もしていきたい。
ありがとうkey! 楽しませてもらいますよ!

将軍様はお年頃メモ-一日三食?-

時は享保

言わずとしれた江都時代。
さてさて、冒頭……と言うには少し先かもしれないけれど、3人で朝ごはんを食べるシーン。
「一汁一菜が江都の定番メニュー」という発言がありました。
さて、その後お昼ご飯は外で、と言われます。
ここで疑問。
「外食産業が当時あったの? マジで?」
もうひとつ。
「そもそもその時代には一日三食だったの?」
で、少し調べてみた。

一日三食は江戸時代から

serai.jp
このサイトを見つけたところでおしまい。全部答えが載ってた。
大火からの復興に合わせて流通が活性化、肉体労働する人達向けにお昼の外食産業が始まり、三食が一般的になったと。
で、これが享保より10年程度前のお話。享保が舞台なので当然三食が少なくとも江都では広まった後ですね。

当時の外食

で、当然の疑問として当時の食文化に興味が湧くわけで。
これはこちらのサイトが詳しい感じ。
江戸の外食文化|「江戸外食文化の全体像」|日本食文化の醤油を知る
うなぎ、寿司、うどん、そば、天ぷら……美味しそう。
でも、これ享保の頃にあったとは書いてないですね。欲しい情報はそこじゃないんだ。

というわけでこっち。
ameblo.jp
人のブログだけどよくまとまってるっぽい。
喫茶が広まり、外食もどんどん発展して店を構えるようになったと。
前の情報と合わせると、当時の昼食は割と簡単なものだったっぽい?
喫茶がお昼みたいなものっぽいし。

で、こんな本もあったり。
books.google.co.jp
当時の蕎麦は軽食の代名詞だったのかも。菓子屋が作ってたくらいだし。
なんだか蕎麦食べたくなってきたな。

たまたま見つけたこんなお店情報も。
ちょっと行ってみようかね。そんなに遠くなさそう。
『1718年享保3年創業で徳川吉宗が治世の時代から300年愛され続ける江戸の猪鍋店のお得なランチ!(東京都墨田区両国)』by さすらいの旅人・全国各地孤独のグルメ : 山くじら すき焼 ももんじや - 両国/すき焼き [食べログ]

歴史に疎すぎる

ちゃんと歴史を学んだ人だったら常識だったのだろうか……?
小学校のレベルで歴史には躓いていたので、僕には何も分かりません。
歴史モノのゲームをやって初めて興味を持つんだから何を今更と怒られそうだ。
中学生の頃にそういうゲームやってたら違ったのかも? 先生の教え方が悪かったとは別に思わないけど、なんの印象も覚えてない時点で歴史に興味を持たせることには失敗してますね。当時は数学と理科、英語が楽しかった。

さてさて、初めての歴史モノ、気になったところいっぱい調べていきましょうか。
次は何を調べるのやら。

さよならの朝に約束の花をかざろう、を語る?

好きなものを語れ

こんな文章を見た。
note.mu
ならば私もやってやろう、とこの日記を書く。
と思ったが結局見たことの無い人に勧めるような文章にはなっていない気がする。まあいいや。

さよならの朝に約束の花をかざろう

愛に飢えたやつは今すぐ見ろ。この映画は優しさと愛の塊だ。決して、恋愛ストーリーではない。しかし、これはひとつの愛の形だ。
昔、小さな頃にペットを飼ったことはあるか。もしあるなら、その生命に対してどんな思いを、責任を感じただろうか。
それを100倍、いや1000倍にしたものをこの映画は叩きつけてくる。
故郷を失い1人彷徨う中、少女は1人の赤子を拾う。2人はどんな人生を歩んでいくのか。互いに対してどんな思いを胸に抱いて生きるのか。

ネタバレありで振り返る

以下は映画見てない人は見ないでくれ。本当に。1回しかない「初見」をこんなところで台無しにしないでくれ。映画見ろ。1500円程度だから。
まあ日記だ、人が読むことなんか知るか。だらだら書くぞ。

エリアルとの出会い

時系列順に思い返すことにする。
故郷が燃やされる様を見た後、流れる川の前で、故郷にいるはずの、すなわち酷い目に合わされているに違いないレイリアの言葉を想起する。
空を飛ぶってどんな気持ちだったんだろう、今ならもう失うものもない。弱虫なんて言われちゃったし意趣返しがてら飛び込んで終わりにしちゃおうかな。
そんな絶望を目に浮かべているところに、偶然聞こえてきた赤子の泣き声に惹きつけられたわけだ。
自分を思いとどまらせてくれた声の主だよ? 放っておけるわけないじゃない。君が助けてくれた命、君と一緒に歩んでいくよ。

名付け

初めて見たときには聞き逃してしまい、2回目に見たときにちゃんと理解した。元々つけようとしていた名前は「レイリア」。もうこの時点で、クリム含めレイリア達は全員生きていないだろうと思っていることが伺える。死んだと思われた人が実は生きていた、というのは物語ではよくあるけれど、当人がその場面でどう感じていたのか改めて思いを馳せて欲しい。
指摘されてエリアルと言い直しているけど、忘れられない友達の影は間違いなく重ねている。
どれほど心の拠り所になっているのか、こういうところから考えると胸が痛くなる。

オノラの死

少し飛んでこのシーン。
自分のほうが長命だという運命をここで認識するわけだが、ラングの言葉で復活。
普通の恋愛映画ならこれが転機になって2人が付き合い始めるところ。じゃあなぜそうならなかったのか考えると、恋に関心が無かったから……というのは間違い。冒頭のクリムとレイリアのお忍びシーンを見たときの表情を思い出して欲しい。置いていかれた、という気持ちが如実に表れている。それ以降恋愛について考えていないわけがない。
この頃には5年近くエリアルを育ててきているわけで、同じだけラングたちと暮らしてもいることになる。ラング側からは髪染めのシーン以降意識していたことが伺えるが、逆の描写は一切無い。あくまで友達。
とすると、恋に目が向かないほどエリアルに夢中だったことになる。まだ小さなエリアル。でも、絶対に先に死んでしまう。それがどれほど心に刺さるか。
しかもそれだけじゃない。ラング達も先に死んでしまう。それ自体も悲しく辛いことだが、その結果自分が頼れるような人はいなくなって1人になる。一度故郷を失ったときに感じた絶望を、また味わうことになる。助けてくれたエリアルだって、そのとき再び助けてはくれない。
この絶望の大きさは一言で済ませられるようなものではない。

メザーテ突入~奪還作戦

クリム・マキア周りでいろいろ思うことはあるけれど、およそ見た人なら思うことだろうし省略。
ここで再登場するバロウについて少し考えたい。
初登場のとき、長老のことを名前で呼んでいた。かつここで明かした正体。まぁ関係性は明白よね。
では飄々とした性格の裏で何を思っているのか。父親が先立っている身として、特にエンディングでの会話も含めて考えると、およそラシーヌ同様に人間と関わると辛い目にばかり遭うと考えていると推測される。このシーンで残した「ちったぁマシな人生を」にどんな感情が込められているのか。どうせ辛い別れが待っている、物好きな人生を歩むことを決めた少女に向けた言葉。同情もあれば憐憫もあるだろう。それ以外のところでの自分の人生経験も含まれているのかもしれない。
作戦の終わり、マキアを助けたのはおそらくクリム。大目的を果たす寸前で諦めた、そのときの心境はもはや胸が張り裂けそうとかそんなものではないだろう。その後マキアに対してあんな言葉を向けるくらいだし。でもこのあたりは執着するクリムと別の道を行くマキア、という構図を浮き彫りにしていて、最後の伏線とも言えそう。
レイリア側も、「クリムも来てる」を聞いたときの絶望は計り知れない。2回目に見たときは背筋に寒いものが走った。メドメルの命を取引に出すあたりは、大切なものを諦めたことによる強さを感じられる。あのシーンは子を産んだことのある女性は堪えるのでは。

2人で生きていく

職場探しのシーン。母親の真似事だった、あるいは依然として守られていた状況から一転、今度は自分が全てをやらなければならない。責任がのしかかる。
全てを失ったと思われたあの日以降、それでも自分はまだ甘えていたことを思い知る。改めて自分の気持ちを再確認すると共に、覚悟を決め、一皮剥けた強い親になった。
一方、子供と思っていたエリアルの感情についても考えるようになったという点も大きな成長だ。それまで、エリアルのことを大切に思いつつも子供扱いしていた。しかしここからは1人の人として会話をするようになったように思われる。

酒を飲んだエリアル

また少し飛んでこのシーン。自分のことを無条件に大切にしてくれている、見た目は自分と同年代の少女。恋愛感情を抱かないわけもなく。「傷つける」と言っていたあたり、自分に愛を向けてくれている人に対して自分は劣情を抱いてしまうことへの罪悪感や嫌悪を感じられる。
後の回想で、このときの2人が一緒に出かけながらも寄り添うことは避けている、というものがあった。道の両端に分かれて歩いているやつ。恋に悩む思春期と甘やかされることへの反抗、この2つの対象が同じ人に向いてしまったときどう接すればいいのかなんて悩ましすぎる。

別れ

旅立ちの朝。いってらっしゃいに込められた思い。行ってきますの一言を残し、ずっと一緒にいた人と別れる。どちらも別れたくないと思いながらも、エリアルはこの道を選択し、マキアはそれを許した。幼い頃から守りたいと思っていた相手を未だに守れず足を引っ張っている、その拭いきれない罪悪感がそうさせた。決してこの別れは新しい自分への旅立ちだとか成長だとか、そういう明るい文脈で語られるべきものではない。
大学で上京した身としては親に対して申し訳なくなる場面だった。
このシーンを全体の流れの中で見ると、そのままでいたいと願うマキアと変わっていきたいエリアル、という対立が見られる。このあたりはまた後で。

戦争

イベントが多すぎる。

クリム

まずはクリムについて。いつからか生きる目的がレイリアの奪還のみになり、全てを捧げてきた。その人が自分と違う意見を持ち拒絶されたときの、自分が過去の存在になっていたことを告げられたときの、絶望感、虚無感はどれほどのものか。自分の行動を、生きる目的を否定されたとき、人は自暴自棄にならずにいられるものか。最期の「どうして時を進むんだ」という言葉はこの作品を象徴している。この点は後で。クリムには同情はするが、自分の好意を押し付ける様はいただけない。相手が自分と異なる意見を持つことを否定している。その相手というのがもともと恋仲だった人、言葉に出さずとも意思疎通ができるような間柄だった人というのはただただ辛いが、それでも互いに異なる意見を持つことがある、というのは否定してはならない。と、私は思う。

ディタ

好きだった人と結ばれたにも関わらず、胸の中にはわだかまりが残っている。大昔にやってしまったことへの罪悪感に苛まれるのは辛いもの。そういうのをちゃんと解決しようとするあたり真っ直ぐな人格なことが伺える。殆ど語られていないけれど、再会、同棲、その過程では少しばかりの暗さのある恋愛ストーリーがあったはず。それに思いを馳せるのも楽しいかもしれない。

エリアル

ディタときたらエリアルでしょ。エリアルはこのとき、自分で作った自分の居場所を守る、というのが一番の戦う意欲の源だった。もちろんディタとのこともある。けれど、「自分で作った」というところをよくよく考えてみたい。元々マキアに守られ、連れられる形で暮らしていた。そんな中、一緒にいると迷惑ばかりかけてしまうとの念から自立を決意し、別れを告げた。では、自立とはなんなのか。ただ単に自分の力で生活できるというだけではなく、自分を守ってくれたマキアを今度は自分が守るため、強い自分になるというのが大きいと考えている。子にとって親が偉大なように、エリアルにとってマキアの存在は偉大だ。簡単に守るなどと言えたものではない。では、どれくらい強くなればいいのか。分からない。しかし、この戦いで誰かに守られているようでは、自分が誰かを守れないようでは、絶対に力不足だ。マキアに別れを告げたときのことを思い返し、この困難に立ち向かっていったのではないか。そう考えている。
「行かないでくれ、母さん」という言葉は、「あ~、そりゃそういう展開だよね~」などと軽く考えないで欲しい。マキアを母と呼んだのはいつ以来かといえば、青年期よりも前、軽く10年程度遡ることになるはずだ。青年期に母と呼ぶことを躊躇ってしまった後悔、その結果として意地を張り別れてしまったことへの申し訳無さ、そして今自分は自分の居場所を作り守ることができるほどに強くなったのだから今度は貴女を守らせてくれ、ここで別れてしまったら自分が目指してきたものは失われてしまうという思い。それらに押し潰されそうになりながらの必死の叫びだ。

メドベル

戦いの終わり。下に降りたらこれまでとは違う生活が待っている。幼いながらもそれを知覚し、覚悟していることのなんと辛いことか。それが分かっている以上、父親に見捨てられたことも絶対に分かっている。そこに登場する母親。まずはじめに、こんな人はいたかしら、そう思っただろう。このとき、母親はどんな状態だったか。装飾品も全て脱ぎ捨ててきた。あの精神状態で長い間生きていた以上、顔もやつれ、世話係の施した僅かな化粧が残る程度で、質素なワンピースと相まって、何も知らない人が見たらまるでスラムの住人か、はたまた娼婦かといったみすぼらしい姿だったことだろう。しかしこの母は最後、なんとまぁあんな行動に出るわけだ。なぜあんな行動に出たのか? それはちょっと置いておいて。最後に見せた、力強く命を振り絞る、少女だった頃と同じ元気を、活力をみなぎらせた行動は失意にあったメドベルという少女の目に焼き付いた。決して、「美しい方なのね」という言葉は見た目だけを指したものではない(風になびく金髪はそれはそれは美しいだろうがそれはさておき)。その偶然の一瞬の出会いがこの後メドベルの人生にどんな影響を与えたのか。全く語られずに終わってしまうが、少し考えてみたい。
メザーテは既に陥落した。メドベルは古の血を滅ぼした一族の末裔であると同時に古の血の流れる唯一のメザーテ人でもある。見せしめにされる、というのはまず無いだろう。なんの特徴も継いでいないとはいえ、一部の派閥には神聖視されるだろうからだ。では崇められるかといえばそれも違う。あくまで敗戦国の姫だ。一般民衆となって暮らせるかというと、それも難しいだろう。あれだけ王や王子が人前に出ていた以上、王女もある程度知られているだろうからだ。とすると、マキアが一時期そうだったように、軟禁状態で当分の間は過ごしていたかと思われる。少しばかり、自分の日本人としての保留を好む性質が出ているような気がして嫌な気もしてしまうが。
さて、ここでイゾルのことを思い返そう。軍のトップクラスなのは間違いなく、イオルフの里の襲撃を主導したことが知られているなら、その罪を理由に戦の後で処刑された可能性も低くはない。
まずは処刑されなかった場合を考える。既に王は不在、軍は解体され自由の身。傭兵か何かしらの労働をしていたかもしれない。さて、王宮でのレイリアとのやりとりを思い返すと、命令である以上責任を持って実行したが、実行したのはあくまで自分でありその罪から逃げるつもりはない、という彼のスタンスが読み取れる。その彼がレイリアの去った後誰を気にかけるかといえば、当然メドベルとなる。メドベルを助けるに当たり、連合国側の拠点に忍び込んで攫うドラマチックな展開があったのかもしれない。能力を買われ連合国側に雇われ、メドベルの世話係に任命されたかもしれない。何にせよ、彼は生きている限りイオルフの民とメドベルの存在を忘れることはできないし、彼自身その運命から逃げようともしない。きっとメドベルの力になろうと尽力したことだろう。
では処刑されてしまった場合。彼自身は救われた気持ちにもなっただろう。罪の意識に苛まれたことのある人なら、彼の気持ちも少しは分かるはずだ。裁かれることこそが救いである。しかし、単に自分が裁かれるだけでよいのか。それは本当に罪滅ぼしになるのか。そう考えるだろうことも分かるだろう。繰り返すが、彼は軍のトップクラスだ。ということは、軍の上層部、例えば師団長であるラングにメドベルを託すこともそう不思議ではない。メドベル側からしたらよくわからないことになってしまうし、きっとこっそり攫うなどという展開にはならないだろうが、メドベルが救い出されるというのもそう楽観的な推察ではないだろう。
とはいえラングの実家にそれらしい血族がいなかったことを考えると、前者であってほしいと願うばかりである。

レイリア

さて、重要人物レイリア。失ってしまったクリムの代わりに娘を唯一の救いと見ていた。かつての恋人との再会、本当なら信じられないほど喜ばしいシーンだ。しかし、クリムは変わっていた。優しかったクリムの姿はそこになく、ただ復讐と「レイリアを取り戻す」ということに執着した鬼の姿があった。あるいは変わっていなかった。時間の流れの中で自分の思いが娘に向いていく一方、クリムはそれを受け入れず共にあった頃の過去の幻影に囚われていた。

全体の流れとして

エリアルの一生を通して、母親とはなんなのか、親が子に何を思うのか、人々の営みがどのように続いていくのかを見ることができる。きっと、親になってから見るとまた違った視点から感じるものもあるのだろう。
個人的には普段ノベルゲームもある程度やるため、1シーンごとにぽんぽん話が進んでいってしまうのが少し寂しい。どうでもいい日常風景のシーンはそりゃ映画だと時間の都合であまり描けないのも分かるけれど。

長い!

実は3月に書いたこれ、なんでか3ヶ月も寝かせてしまった。
何故かと言えば、毒を感じたからだ。なんとなく読み返したとき、自分の中の毒を無意味に吐いていた。映画の感想に無関係な自分のしょうもない感覚を吐露するのは映画に失礼だし、そこを直さねばと思ったからだ。
とそんなことをしているうちに機会を失ってしまった。
リズの方の感想を書ききったのに合わせてもうえいやと公開してしまえ、という次第である。
で、今見たら6000字。こんなの誰が読むというのか。
いつかの未来の自分も読まなさそうだ。
それでも、確かに感じた思いを残すべく、ここに記す。
本当は誰かに映画を薦めるつもりで書こうと思っていたのにな。全然違う感じになってしまった。

ともかく。この作品がBlu-rayになった暁にはまた見直したい。この作品の思いを、あの物語を、あの世界をまた感じたい。
本当にいい作品に出会えたと、感謝するばかりだ。

リズと青い鳥

リズと青い鳥

先日公開された映画を見てきた。
「響け! ユーフォニアム」は見ても読んでもおらず(興味はあったが)、そっちと関係あると知らずに見てしまった。
凄く楽しめてしまった。
なんということだ。これでは原作を読まなければ気が済まないではないか。いや、音楽がテーマである以上音響にもこだわっているだろうしアニメも見なければいけないかもしれない。研究している場合ではない。
いや研究しないと怒られるんだけど。

というわけで原作のうち買えるものを生協で取り寄せて購入。
いくつか取り寄せ不可なものがあったんだけどどうしようかな。

記憶に残ったシーン

以降は多少のネタバレを含むので注意されたい。
これ読む人がいるかどうかわかんないけどさ!!

導入からオープニングまで、リズの世界

いきなり水彩画調で始まる。どうした、こういうのを見るつもりで来たわけではないぞ、と驚いているとそこでネタばらし。現実の世界と、そこで演奏する曲「リズと青い鳥」の物語の世界を交互に描く構成だった。
楽曲自体がある物語を元に書かれたもので、視聴者にとって物語の中の物語、というのは意外と分かりにくい(私のときのセンター試験現代文を思い出す……)。
しかしそれを分かりやすく表現しているな、というのはすぐに感じた。小出しにすることで飽きさせないし、視聴者の理解と登場人物達の理解が同時に深まっていくというのはとても良かった。記憶喪失のキャラクターを登場させることで世界観の説明を自然に行わせる、なんていう手法はありきたりだが、それを少し捻った構成と言えるだろう。

部活の始まり、キャラクターの話

私は原作を知らない。一方で部活には多くの人物が登場する。希美とみぞれが冒頭に現れたところで、この2人が中心なんだな、と思ったところで、もう頭がいっぱいいっぱいだ。一度に出されても分からなかっただろう。
2人の次に現れたのが部長だ。そうか部活の話なのだ、そりゃ部長もいるわ、と自然に飲み込めた。個人名は確か出ていなかった。原作もそうなのかは知らないが、「部長」という名前で登場したことは今思えばとてもありがたい。
その後続々とメンバーが登場するが、ここでは「その他大勢」という理解でいい。というか、この後のほとんどのシーンでその理解のままで良かった。そちらをある程度掘り下げたほうが原作ファンは嬉しいだろうが、にわかとしてはそちらに注目されてもちんぷんかんぷんである。製作者サイドとしても好きなキャラはいるだろうし辛い判断だとは思うが、本当に重要なメインシナリオ以外を削ぎ落としてくれたおかげで分かりやすくのめり込みやすいストーリーに仕上がっていたように感じた。ありがたい。

2人の過去、2つの物語

希美とみぞれの関係について、2人が正反対の性格をしていることは冒頭で分かるが、みぞれ視点での希美への執着については謎なままだった。物語が進むに連れて希美の退部が明かされ、ほぼ同時にリズの締めが明かされる。
そこで視聴者は「ああ、この物語は現実と重なっていたんだな」ということを知る。最高のタイミングだ。
少し前に、曲中の掛け合いのパートではオーボエがリズ、フルートが青い鳥を表現していると言われている、と先生から話がある。みぞれの自由さを青い鳥と重ね、先生の言葉通りに受け取ったみぞれはリズの気持ちが理解できずに演奏がうまくできない。

クライマックス

相手を束縛していたのはどちら?
一緒にいたいと願うみぞれには、演奏者としての力があった。それを押さえ込ませてしまっていたのは希美だった。
2人はそれぞれ別のことを理由に気付く。自分の担当する楽器が表現するリズの世界の登場人物と同じ立場ではない、むしろ相手が表現する登場人物の立場にあると。
みぞれはリズではなく青い鳥の気持ちを持ち、部活で問題の掛け合いのパートを披露する。その結果希美は自分の力の無さを痛感しみぞれを避けてしまう。
そこでみぞれは逃すまいと希美を捕まえ、2人は……
このみぞれが演奏するシーン、それまでの音響とは違ってオーボエが強い。とても強い。それまではただ鳴っている程度で特に何も感じなかったが、ここではみぞれの心情を訴えかけてくる。是非聞いて欲しい。
さて、自分は離れたくないにも関わらず別れを告げられたことはあるだろうか。幸いにして私は無い。付き合ったことも無いからな!
とはいえ似たような経験はあるもので、君が言うなら逆らえない、という気持ちも、別れることになっても相手の為を思えば決して不幸ではないことも分かる。
逆に、相手を縛りたくないが故に別れを告げなければならない気持ちもよく分かる。相手の良さを殺さないために自分が身を引く、そんな経験もあるからだ。
いずれにせよ、だらだらと甘えた関係でいることをやめ、互いの道を歩んでいく為の決断であることには違いが無い。そのときの一言では表せない気持ちをこの映画は思い出させてくれた。

その他感想

もはや高校時代なんて遠い昔だけれど、そんな身が張り裂けそうな青春をしたかったなぁ、などと思ったりも。私の経験は恋とはちょっと違うので。
映画全体を通して、起承転結とエピローグ、登場人物、2つの物語の関係と、とても分かりやすかった。
分かりやすい一方で説明がくどいと感じることもなく、その後を想像する余地もあり、凄く良い出来だったと思う。
ただ、よくある「ここが盛り上がるシーン!」みたいなあからさまな見せ場は無い。思いを通わせた2人は息を合わせていざ本番、となるのが普通なのだろうが、この作品はそれが語られないまま終わってしまう(他の作品で語られた部分なのかは知らない)。
そのため、あっさりすっきりとした中に切なさの残る、夏の終わりに飲むラムネのような後味がした。
それこそまさに私がこの映画に期待したものだった。
原作もストーリーも知らなくても、プロモーションムービーやタイトルから感じた雰囲気。それを全く裏切らないものだった。
総括してとても良かったし、是非人に勧めたいと思う。

気になったところ

鳥が羽ばたくシーンが終盤にあるが、数回全部同じ動きに感じられた。本当に使い回しなのかどうかは分からないが、何か違いが感じられたら良かったと思う。
少しずつ遠くにいく(小さくなっていく)ような演出でもいい。繰り返しがあるだけでうーんとなってしまう。使い回しでないことを明白に示して欲しいなと。わがままだけれど。

今後

まさかユーフォニアム関係とは思っていなかったが、事実そうだった以上シリーズを追いかけたくなってしまった。
前述の通りとりあえず最初の小説を買ったのでそこから読んでいきたい。
あー、積んでる本も山のようになってるのに……
人生、やりたいことだらけだ。素敵な物に出会えたことに感謝を。また次の素敵な物に会えますように。

LDAP(導入だけ)

前回の記事

ゲームのことしか書いてねぇな。ってさっき思いました。
まぁ色々学んだけどどれも中途半端感あるからね……
数学も語学ももうほとんど忘れた。復習しなきゃとは思うものの、そこまでやる気が……

LDAP

さて、それはさておき新しいことに手を出してみる。
研究室の名簿が今うんこなので、LDAPでまとめて管理したいよねー、みたいな話を先輩とした。
でまぁ、いきなり研究室のLDAPをいじるのは怖いわけで。
研究室で買ってもらった(貸与ですよ)のMacLDAPサーバーを立てて、これまでにやってきたゲームを登録してみようかなと。

いきなり問題

Mac OSXにOpenLDAPを導入・設定する手順 [P1] - Qiita
基本的に上記の通りに設定。
しかしslaptestが通らない。
エラー見ると、ファイルが一つ存在していないとのこと。
調べてみたら、これで解決。バグっぽいけどなんで放置されてるんだ。
//多分、デフォルトではなくて別のLDAPbrewとかで入れるとこれが起きないのかもなぁと思ったり。違うかも。
OpenLDAP2.4の”bdb_db_open: db_open(/var/db/openldap-data/id2entry.bdb) failed: No such file or directory (2)”と言うエラーについて | Hacks オープンソース (OSS) ラボ

とりあえず動くようになった。
続きはまた明日かな。

音ゲー

最近頻度ガタ落ち。

弐寺

何故か弐寺は地力が戻ってきてた。
昔ハードできなかった奴ら(NEO GENERATOR SEVENとか)ハードできたし。
Refluxハードできそうだし狙ってくぞい

ドラマニ

楽しいっすね。
温故知新でいこっ! 赤がなんとかできるようになった。左足動け!
GO ! GO! MANIAC赤とか楽しい。
Summer Holiday赤が今んとこの目標かな。
知ってる曲しかできないけど……

ウニ

13+のSSが3曲になった!
寃城、炎上!! だけだったのが、HAELEQUIN、FDが乗って3曲。素敵!
現在レーティング14.67......もう簡単には上がってくれないね。

どの機種もそんなにガッツリとはやってないけど、のんびりやってこー。